2024年6月12日水曜日

基礎科から始めて現役合格体験談

 

K・Sさん 

武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科 多摩美術大学グラフィックデザイン学科 多摩美術大学統合デザイン学科  現役合格

私は、高校2年生の時に美大受験を決めてムサインに入りました。その時は美術の知識やデッサンに関する知識や経験はほとんどありませんでした。基礎科の主な課題は石膏デッサンで、初めて石膏を目の前にした時は手をどこから、どのように動かしたらいいのかすらもわかりませんでした。しかし、基礎科の先生方にアドバイスをいただいたり、実際に描き方の手順を見せていただいたりしたことで徐々にデッサンのスキルを身につけていくことができました。クラス全員のデッサンが並ぶ講評の時間には、自分の作品はもちろんのこと、上手な人の作品など他の人の作品の丁寧なアドバイスやポイントも聞くことができたので、とても良い刺激を受けることができました。また、基礎科では1枚のデッサンを描く際に、早く描いて完成させるということよりも、時間をかけて、じっくりと自分のデッサンと向き合いながら時間をかけて描き上げるということができました。そうすることで、1枚のデッサンから多くの学びを得ることができたと思います。時間がかかる分、悩む時間や手が止まる時間も多くありましたが、そのような時にはいつも先生方が声をかけてくださいました。また、基礎科の冬季講習では、デッサンだけでなく色彩構成にも挑戦しました。当時は色彩構成に関する知識もありませんでしたが、新しいことに挑戦し、楽しみながら制作したのを覚えています。

2年生で基礎科を終えた後は春期講習でデザイン科に進み、基礎科で学んできたことをベースに、デザイン科では新たなスキルを身につけ、磨いていくことができました。そして無事志望校に現役合格することができました。ムサインに入るまで美術の経験が全くなかった私でも、現役合格を果たすことができたのは基礎科、デザイン科をはじめとするムサインの先生方のおかげです。本当にありがとうございました。

基礎科で初めて描いたデッサン

入試直前で描いたデッサン


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