顔料+水+糊+保湿剤+体質材+防腐剤+Ph調整剤
顔料+水+糊がほとんどの割合を占め、水彩絵の具の場合は、50%前後水が入っています。
顔料は、着色力の強弱によって、分量が変わります。
例えば、着色力の強い物ならば、少量でも十分足りるということになります。
あと、顔料にするのに手間がかかる素材と、そうでないものとでも、お値段が変わります(笑)。
保湿剤は、1回固まった後に、またちょっと溶かしやすくするために、固形絵の具の場合に多く使います。チューブ水彩にも入ってますが、少量です。
顔料は、着色力の強弱によって、分量が変わります。
例えば、着色力の強い物ならば、少量でも十分足りるということになります。
あと、顔料にするのに手間がかかる素材と、そうでないものとでも、お値段が変わります(笑)。
保湿剤は、1回固まった後に、またちょっと溶かしやすくするために、固形絵の具の場合に多く使います。チューブ水彩にも入ってますが、少量です。
体質材は、チューブの中で絵の具を安定した状態に保つために入っています。
防腐剤は、チューブの中の水分が腐らないように、あるいは、描いた後、作品自体にもカビが生えにくくするために添加します。
Ph調整剤で、絵の具の性質をできるだけ中性から弱アルカリ性になるくらいにします。酸性が強いとチューブが錆びてしまったりするので、それを防ぐためのものです。
今回は、
を用意してあるので、それで顔料を練って絵の具を作ります。
今回は、体質材が入っていないので、顔料の純度が高い、高級水彩絵の具になります。
さあ、それでは絵の具を作って行きましょう!道具立てはこんな感じです。
顔料は、超微粒子なので、粉が舞わないように気を付けて出しましょう。
顔料を出したら、真ん中をくぼませてメディウムを混ぜていきます。
最終的な分量としては、だいたい 顔料:メディウム が 1:1 くらいでしょうか。
顔料の粉全体が濡れてしっとりするまで、パレットナイフでよ~く混ぜていきます。 普段使っている絵の具に近いかな~ってくらいの濃度で、持ち上げた時に、ボトッ、ボトッと垂れる感じ。
そしたら今度は、ガラス製の練り棒で一気に練り上げていきます。ここが一番大事な工程です!
ダマが消えるようにしっかりと練って下さい。練り台をしっかりと押さえて、練り台とガラス棒は、必ずピタッと密着させて間に空気が入らないようにすること。力を入れて、台と練り棒の面で顔料をすり潰すように練って、練って、練って、練って、練って・・・・・・
絵の具を練るのは、顔料を「分散」させるためです。これが絵の具を作る上でも、使う上でも全てにおいて重要なポイントになります。
どんな絵の具でも、とにかく完全に「分散」させる=混ぜること!混ぜ方が不完全だと、耐久性が落ち、絵の具が剥がれ落ちたりする要因になるそうです。顔料の粒子一つぶ一つぶが、均一に糊でくるまれていないと、固着力にバラつきが出てしまうのです。
練っていると、どんどん滑らかになっていくので、それを確認しながら作業します。練り終わったら絵の具自体は完成です!
完成した絵の具を、クサカベさんにチェックしてもらって、OKが出たらチューブに入れていきます。
ちなみに、水彩絵の具用のチューブは、腐食しないようにコート剤を2度塗っているそうです。
チューブはお尻が開いていて、お尻から2㎝くらいのところまで絵の具を入れます。パレットナイフに着いた絵の具も、こそぐようにして余すところなくチューブに収めましょう。
空気が入らないようにそーっとチューブを潰して閉じ、更にプレス機で押し折って圧着して完全に閉じます。
ラベルに、製造者名と製造日を記入してチューブに貼りつけたら・・・、
「世界に一つだけの透明水彩絵の具 ウルトラマリン」の完成です!
今回の特別授業にあたって、「絵の具メーカー クサカベ」さんにご協力いただきました。
ありがとうございます。
クサカベさんのウェブサイトには、絵の具に関するお役立ち情報がイロイロ載っているので、見てみると面白いですよ。
「アラビアガム30%の水溶液+保湿剤+防腐剤+Ph調整剤」
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メディウム
を用意してあるので、それで顔料を練って絵の具を作ります。
今回は、体質材が入っていないので、顔料の純度が高い、高級水彩絵の具になります。
さあ、それでは絵の具を作って行きましょう!道具立てはこんな感じです。
顔料は、超微粒子なので、粉が舞わないように気を付けて出しましょう。
「くしゃみ、鼻息厳禁です。」
顔料を出したら、真ん中をくぼませてメディウムを混ぜていきます。
最終的な分量としては、だいたい 顔料:メディウム が 1:1 くらいでしょうか。
「メディウムはちみつより少しゆるいくらい?」
顔料の粉全体が濡れてしっとりするまで、パレットナイフでよ~く混ぜていきます。 普段使っている絵の具に近いかな~ってくらいの濃度で、持ち上げた時に、ボトッ、ボトッと垂れる感じ。
「溶けたチョコレートぐらいかなー?」
そしたら今度は、ガラス製の練り棒で一気に練り上げていきます。ここが一番大事な工程です!
ダマが消えるようにしっかりと練って下さい。練り台をしっかりと押さえて、練り台とガラス棒は、必ずピタッと密着させて間に空気が入らないようにすること。力を入れて、台と練り棒の面で顔料をすり潰すように練って、練って、練って、練って、練って・・・・・・
絵の具を練るのは、顔料を「分散」させるためです。これが絵の具を作る上でも、使う上でも全てにおいて重要なポイントになります。
どんな絵の具でも、とにかく完全に「分散」させる=混ぜること!混ぜ方が不完全だと、耐久性が落ち、絵の具が剥がれ落ちたりする要因になるそうです。顔料の粒子一つぶ一つぶが、均一に糊でくるまれていないと、固着力にバラつきが出てしまうのです。
練っていると、どんどん滑らかになっていくので、それを確認しながら作業します。練り終わったら絵の具自体は完成です!
「練って練って練りまくる!・・・ので、腕がダルくなるー。」
完成した絵の具を、クサカベさんにチェックしてもらって、OKが出たらチューブに入れていきます。
ちなみに、水彩絵の具用のチューブは、腐食しないようにコート剤を2度塗っているそうです。
チューブはお尻が開いていて、お尻から2㎝くらいのところまで絵の具を入れます。パレットナイフに着いた絵の具も、こそぐようにして余すところなくチューブに収めましょう。
空気が入らないようにそーっとチューブを潰して閉じ、更にプレス機で押し折って圧着して完全に閉じます。
「ナイフからダラダラと垂れていくので、キレイに入れるのは至難の業。
さらにチューブを潰す時にも絵の具がはみ出ちゃった人多数。」
ラベルに、製造者名と製造日を記入してチューブに貼りつけたら・・・、
「世界に一つだけの透明水彩絵の具 ウルトラマリン」の完成です!
絵の具完成記念♪ 2015/05/23 Sat. |
今回の特別授業にあたって、「絵の具メーカー クサカベ」さんにご協力いただきました。
ありがとうございます。
クサカベさんのウェブサイトには、絵の具に関するお役立ち情報がイロイロ載っているので、見てみると面白いですよ。
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