2014年6月26日木曜日

水彩絵具を作ろう!&作った絵具で絵を描いてみよう!


特別授業の日本画科編です。

乳鉢は今回は使いませんでした(笑)。
まずは講義から。
色の素。「顔料」です。
「顔料」は、石や土を細かく砕いて作られます。
粒子が細かければ細かいほど淡い色になります。
いよいよ制作開始!
まずは湯煎用のお湯を用意します。
その間に材料を量ります。
まず、「アラビアゴム 30g」
「グリセリン 10g」
「水 60g」
湯煎して50℃に温めます。
温まったら、かき混ぜながらちょっとずつアラビアゴムを加えていきます。
ダマにならないように溶かしていきます。
全部溶かしたら、ガーゼでこします。
グリセリンを加えて混ぜ、冷まします。

これで、透明水彩絵具のメディウムの出来上がり。
メディウムが「顔料」と紙をくっつけてくれるのです。
アラビアゴムを使うと水彩絵具、油を使うと油絵具、
アクリル樹脂を使うとアクリル絵具になります。
日本画絵具は膠を使います。

出来上がったメディウムと顔料を同量ずつ混ぜ合わせます。
ねりねりねりねり。
メディウムが顔料にいきわたり、しっとりしたら出来上がりです!
しっとり。

さぁ、出来たてほやほやの絵具で絵を描いてみましょう!

本物の絵具みたい!…本物だけど。
試し描き。
赤いオレンジに、
青いオレンジ。

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