2014年7月10日木曜日

オープンワークショップ 『フォトグラム』

映像メディア表現科では、誰でも参加できるオープンワークショップを開催することがあります。
写真実習の一環として、まずは『フォトグラム』を実施しました。


『フォトグラム』とは、
印画紙の上に直接物を置いて露光する方法により制作された写真作品のこと

影絵を写し取る…みたいな感じでしょうか。

モチーフは何でもOK。
透明・半透明な素材とか、不透明でも立体的なものとか。
暗室の中で、印画紙の上にモチーフを組んで、
上からピカッと光を当てます。
印画紙は、光にあたると黒く変色する性質を持っていますが、
そのままでは変化が分かりません。
現像液に浸して初めて画像が浮かび上がってくるのです。 

現像します。
手前から、現像液・停止液・定着液の順に浸していくと…

出来上がった作品はこちら!

ペットボトル、コーラのビン、ビー玉、おはじき、ホース、水引
折り紙各種、ガラスのコップ、ビーズ
ゴーグル、ホース、ビー玉、おはじき

『フォトグラム』の制作を通して、
印画紙とは、光が当たった部分が黒くなり、光を当たらない部分が白く映るという
印画紙の性質を何となく理解できたでしょうか。

今回は、引き伸ばし機を使って真上からの露光のみでやりましたが、
懐中電灯やペンライトなどを使って、四方八方から光を当ててみても面白い作品が出来ます。
このやり方で、作品を制作している作家さんもいるんですよ。


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