ちょっとでも視線がずれれば、見え方が変わってしまうからです。
測るたびにいつも違う!という人は、石膏を見る位置が安定していない可能性があります。
石膏を見る位置を安定させるためには、姿勢を一定に保てればいいわけですが、
姿勢を一定に保つとは、どういうことなのか?
きっとこういう事です。
石膏デッサンのデモンストレーションの様子です。
背中の位置と頭の高さがほとんど変わらないのが分かります。
石膏を見る時も、画面を見る時も、体をほとんど動かさずに、ちょっと視線をずらすだけ。
これで、余計な誤差を最小限に抑えることができます。
要は背筋を伸ばせばよいのです。
ものすごく基本的なことだと思うのですが、この映像を見て確信いたしました(笑)。
あと気付いたことと言えば、
視線が石膏と画面で行ったり来たりする回数がとにかく多い。(数えてはいないのですが。)
石膏を見ている時間と、画面を見ている時間が同じくらい。(計ってはいないのですが。)
「よく見て」描いているのがよ~く分かります。
この時に制作されたデッサンの完成作品は、むさいん日本画のツイッターで見ることができます。
冬期講習会も今日で終了ですが、
年が明けたらすぐに正月特訓(1月3日~6日)、
入試直前講習会(1月7日~ )が始まります。
入試はもう目の前!
悔いを残さないようがんばりましょう!
余談。
単純に、編集していてびっくりしました。
約6時間の映像を、1分弱に早送りしてはじめて実感として分かったんです。
この人背中に動きがない!という驚愕の事実(笑)。
で、プロセスの映像というよりは、姿勢の話として見てもらいたいと思ったわけです。